キスダムRがそろそろ始まるので支援のためのキスダム紹介 ネタバレ有り
少しネタバレします。
10.キスダムの楽しみ方
11.どれほどのネタアニメなのか
1.まずは制作陣の混乱が異常
2.ストーリー展開が異常
3.登場人物の言動が異常
4.名台詞の割合が異常
5.作画具合が異常
6.OP曲やED曲との落差が異常
7.ビジネスモデルが異常
8.メカの扱いが異常
9.テレ東規制の異常
10.最後にタイトルの意味の異常
12.Rへの一抹の不安と期待
13.最後に
10 キスダムの楽しみ
言っておきますがキスダムはアニメとして様々な箇所が破綻しています。それはもう酷いものです。
そんなキスダムの楽しみは大きく分けて2つあります。
キスダムという作品としての楽しみ。
これはかなり厳しい茨の道です。キスダムは色々な所が破綻しているので。
しかし、最終回もやはり超脚本なのですが、それでいて綺麗にまとめられており、最後で満足した人は多かったと思います。
前例の無いほどのネタアニメとしての楽しみ。
ネタアニメを楽しめるスキルを持っているのなら、キスダムは忘れられないものになるでしょう。その理由は数え切れないほどあり、下にまとめました。
キスダムはその2つの楽しみが共存して新たな種の楽しみを与えてくれた非常に稀有な作品です。
上記の楽しみの前者を正、後者を反として、それが止揚されて合を得たキスダムはより高い次元へと昇り、私達キスダムファンを虜にしてしまったのです。
最後に大きな感動があったので、ただのネタアニメでは終わらず、記憶に残る作品になりました。
11 どれほどのネタアニメなのか?
さて、どれほどのネタアニメなのでしょうか。
とても述べきれませんが、思いつくだけでも書き綴ってみます。
下記の内で興味があるのだけでも読んでみてくださいませ。
11-1 まずは制作陣の混乱が異常
初めに制作が発表されてから放送されるまで放送終了までに監督や脚本などの重要ポストが偏向され、放送前からも話題になりました。
それは全体の構成にも大きく影響を与えたようです。
1話で「あれ? ちょっと面白そう」と思わせ、2話で「うーん、微妙だなあ」、3話で「何だこの崩壊っぷりは」、4話で「ちょw もう総集編っスかw」
など視聴者を引っ掻き回し、5話から混沌渦巻くネクロワールドへ突入します。
その後もまたスタッフ変更があり、現場の凄惨さが伝わってきます。
11-2 ストーリー展開が異常
伏線? フラグ? そんなものを考えているようではまだまだです。
キスダムでは常に意表の斜め上を行く超脚本が楽しめます。
その特殊さから受け付けない人も多いのですが、ハマってしまった人は抜け出せなくなるほどの面白さをそこに見出します。
11-3 登場人物の言動が異常
一度死んだ人物達が「裏返り」という現象によって蘇るのですが、彼らの頭の中身は大分おかしくなります。
脚本のおかしさは、ほとんど彼らが生み出していると言ってもいいでしょう。
その言動の常軌の逸しぷりに我々キスダムファンは強く惹き付けられました。
11-4 名台詞の割合が異常
そうした裏返った人たちや妖精さん達は、感性が我々とはかけ離れているので、発言が非常に印象に残ります。
万能ワード「失格」を初めとして、「そんなお前にノーフューチャー」「やばいよ、やばいよ、どんどん独り言が増えてるよ」
など、一度聞いたら忘れられないセリフが毎回のように存在し、何度もファンを楽しませてくれました。
11-5 作画具合が異常
全般的にあまり良くないです。三文字作画も連発されます。
しかし脚本のカオスっぷりと妙にマッチして笑いを誘ってきます。
また、ある物語上重要な回がかなりヘボかったのですが、その次の回に相当な気合が入っていたりとチグハグなのもグッドです。
11-6 OP曲やED曲との落差が異常
OPはベテランである? MIX?DELTAの貫禄がある素晴らしい曲です。
EDはステファニーの高音領域を生かした歌唱力に驚かされます。
本編のダメっぷりとの落差が非常に大きく、そのギャップは毎回見ても飽きることはありません。
また、OPの絵は中途半端な回で、しかも何回も変わったり、変わっても本編のツギハギMAD状態だったりと何回も突っ込みどころのある展開を見せてくれました。
11-7 ビジネスモデルが異常
というのも放送終了後いつまで経ってもDVDが発売されていません。
一度、発売日延期の発表があってからは何も音沙汰がありません。
深夜アニメというのはDVDの売り上げが収入の大部分を占めるはずなのですがそれすらも放棄されてしまいました。
そんなところにまでキスダムらしさを演出する製作には本当に頭が下がります。
11-8 メカの扱いが異常
河森デザインは非常にカッコよく、変形機構も搭載されており、OPでも主役キャラ級の扱いをされています。
しかしながら、本編にはあまり出てきません。
公式にはかなり詳細な設定もあるのにおざなりな扱いです。
これに気付いた頃には、もはやそんなことは気にすることでもなくなっていましたけど。
12 Rへの一抹の不安と期待
上記の他にもまだまだキスダムの魅力はあるのですが、そのどれもが制作現場の崩壊に起因する非常に微妙なバランスの上に成立しています。
下手な修正を加えてしまってはその魅力がガクンと落ちてしまうのではないかと私個人は心配しています。
ですが、それはそれで楽しみな作品となると私は思いますし、もっと楽しい作品になるかも、と期待も寄せています。
どんなことがあってもファンは楽しんでしまうというのは、キスダムという作品の大きな特徴の一つかもしれません。
13 最後に
面白さが伝えられてないかなあ、紹介というのは難しい。
見てみたいと思うようになった方がいらっしゃれば幸いです。
次回「理想と幸福」
次回こそは書き上げたいものです。