Fate もいいけど先約の月姫リメイクはいつ発売になりますか?

はじめに

FTO 取り敢えず第一部終わりまして感想などバラバラと。
stay night の発売の年がその翌年くらいに月姫とそれをプレイした程度の新参。
FGO は事前登録してオルレアンであまりのアレさに離脱してたのが2016年末に戻ってみた口。

シナリオ

私は悲しい。13年経っても奈須きのこを越える Fate 書きは出現しなかったのだ。後半のきのこシナリオが輝きすぎて他が本当に霞んで見えてしまうほどに。それがただただ悲しい。
単なるきのこファンやんけ。はい。
最初は制作側が慣れていないとかもあるのだろうが、私には関係ないことでございます。
Fate での最大の要素たるサーヴァントは海千山千の古人ネタとは違って宝具というスーパーキャラ付け便利ツールがあるんだから、それをもっと活かしてほしかったなあ。
第六特異点でイラストまでついた光輝の大複合神殿までとはそりゃ言わんけど、流星一条とか忘れられんでしょ? ああいうのが前半でももっと欲しかったなあ。
自分の確固たる意志が見えないサーヴァントも多かったのが残念だ。操られたりなんだりと、他人の道具になってしまうのは好きじゃない。宝具の件と含めて、キャラクタとしての魅力が分からぬまま消えていってしまうのは悲しい。

フレンド

ソーシャル要素としてのフレンドとフレンドポイントはよく考えられているな、と思う。
フレンドポイントはリアルマネーで買えず、しかしフレンドポイントでしかできない事があるので、上級者でも初心者をフレンドにする意欲が湧く。この仕組みは良い。

キャラゲー

キャラゲーとしての個人的評価をどうつけるは微妙なところだ。

サーヴァントのキャラクターとしての魅力は

  1. 人となり(神となり)
  2. 戦闘パートでの使い道

が主なところだろう。

人となり

人となりは主にシナリオで判明する。メインやイベントのクエスト以外には宝具やスキルの強化用のクエストなんかもあるが、そこで魅力的な者と、あまりそうでもない者が別れてしまうのは仕方のないことだろう。
特にサーヴァントは上記の宝具の如何で(私の中で)大きく評価が変わる。なので前半登場組はもうちょっと頑張ってくれ、と言わざるをえない。
また戦闘パートのボイスなんかでも人物像(神物像)を窺い知れるだろう。みんな声が付いてるのは良いね。

絵柄とか塗りとか統一感出す気ないのはちょっと驚いたね。まぁあまり重要な点ではないのだろう。

戦闘パートでの使い道

低レアリティのサーヴァントでも唯一な使い道があったりするのは面白い。とても良いことだ。
レアリティの高さは汎用性の高さという作りは珍しいのでは? ゲームバランス調整が大変だろうけど、これからも頑張って欲しい。

ただし、その使い道が見えるまでのコストが高いのは考えものだ。折角上記のようにどこかに使い道が用意されているのに、筋道やゴールが見えず愛を与える一歩が踏み出しづらいのだ。
言いたいことはお分かりとは思うが、各々のサーヴァントを特徴づけるのは宝具とスキルだろう(コマンドカード枚数とかスター効率NP効率とかも知ってる! 知ってるよ! お前ら上級者向けだから!)
そのスキル3つ目習得に必要なコストが非常に高く、しかしゲーム内の情報だけでは実際に習得するまでスキルの内容も不明ときた。なのでサーヴァントとしての特色の把握が難しい。
スキルレベル上げがつらすぎるのは、まぁ道楽ということでこの際置いておいて、せめてスキルが揃う時期はもっと早くしてほしかった。
習得にはサーヴァントレベルを上げる必要もあるが、そのための複数回再臨はつらいし、感覚麻痺しがちだが火種集めも昔よりだいぶマシになったとはいえ十分につらい領域だ。なんとかならんか。

ちょっと離れるが、マスクデータ多すぎひん? スター集中傾向とかクラス別ATK補正とかもうちょと開示しよう?

召喚

最高レアリティサーヴァント排出率1%しかないのにナンデ今まで生きてこられたの?

戦闘パート

サービス開始時期からは随分改善されてるね、でも言いたいことは分かるよね?

ユーザーインターフェース

言いたいことは分かるよね?

おわりに

こんな感じだろうか。サービス開始直後から続く苦難を乗り越え、様々なサーヴァントを育て上げ、数え切れぬほど召喚してきたマスター達は素直に賞賛に値する。おかげで月姫リメイクの発売が遠のいてしまったのはほぼ間違いなく、それは大変大変悲しいが、また別の話だ。
終わり良ければ全て良しの精神で、第一部はまぁそこそこ楽しめた。ちょっとは課金もしてあげた。
だがかなりの危うさを持つゲームであるという印象は拭えない。改善されるのか、単に私が流行について行けていないだけなのか、それとも──。