みなさんモノラル・ダイアローグス読みましたよね

その話をしよう
プロデューサー仕事しろ

前提としてシャニマスも含めアイマス美少女ゲームである
美少女ゲームでは主人公がヒロインの抱える問題を解決する展開は珍しくない
問題とは精神的なものということもままある
それは素人には解決できないので精神科医とか専門家に診てもらえという意見(N=1)もあった
それだけ主人公の力というのはゲーム上では強い
いや、作劇的には主人公こそが問題を解決する特別な人物でなければならない

さて、このシナリオでプロデューサーはどうだったろうか
シーズの二人が抱える問題(不協和)を自らの力では解決できなかった、 本当にクリニックに委託してしまう
外部をうまく使うというのも力量とも言えるが、それでも結局このシナリオの内に問題を解決できなかった
そのため、少なくともこのシナリオにおいてプロデューサーはアイマスにおける主人公性を喪失してしまったように感じられる

しかも、問題の原因となっているのは、シーズの二人だけではなく、プロデューサーもそうであると感じられる点が拍車をかけている
シーズは二人ユニットではあるが、同時にプロデューサーも合わせた三人チームでもある
プロデューサー自身がシーズをどうプロデュースしていきたいのかが描かれていない
おまえ(わたし)はアイドルプロデューサーやぞ
アイドルの要望を叶えようとするばかりで、選択肢や今後の方向性を提示できていない現状はプロデューサーが存在する意味がない
(他のユニット、他のシナリオでもこの傾向はまま見られるが、たいていはうまく行っていた)
「足を靴に合わせる」ことの逆を行き過ぎ、一足も靴を用意できていないような状態になっている
そのことが問題解決に消極的、または能力不足と感じられ、やはり主人公性を感じられなくなってしまう
感謝祭の最後で自らの失態を自覚していた、それはままあることだが、その次話における今回で挽回してほしかった

周年ライブで大々的に告知されたシナリオのわりには、ちと残念
プロデューサーもクリニックで得るものがあったのではないかと期待したいところではあるが、どうだろう
(でもたぶん次のシナリオは GRAD だからシーズとして問題が解決するのもまだ先の話だろうな)
(そもそも問題が解決しちゃったらシーズはシーズではなくなるんじゃない? という話もある)