強いぞマジンガーZ、すごいぞマジンガーZ

ありがとう、劇場版マジンガーZ/INFINITY
終盤のマジンガーZ大暴れがこの映画の肝。
マジンガーZはこんなに強い、こんなにすごい、というのがひたすら伝わってくる。
機械獣が優勢と思いきや数秒後には全身の武器や力技ではねのける姿は使い古されたものだが、それだけに安心した力強さを感じさせる。
しかも武器の数が豊富で画面の見せ方も飽きさせない。
さらには最後までマジンガーZの超合金ニューZの装甲自体は無傷だ。
すごいぞマジンガーZ


ここでボコボコにされる機械獣軍団は前半でモリモリ湧いて来て視聴者に結構なインパクトを与えているのもポイント。
あいつら不気味な顔をアピールしながら街を破壊していくもんだから凄く嫌悪感を覚える。
これがあるから終盤にマジンガーZがなぎ倒す際の爽快感に繋がっていくんですね。
しかし機械獣はバリエーションめっちゃ豊かなの面白い。


あしゅら男爵とブロッケン伯爵とのタッグも CG 大回転で見応えがあった。
機転を利かせたパイルダーオフが特に素晴らしい。


そして出てきた地獄大元帥もといドクターヘルも中々手強い。
ここまで無傷のマジンガーZをボロボロにする溶解液を作り出すとはさすがは天才科学者である。
戦い続けた末にボロボロになったロボット良いよね……良い……。


そこを助けるグレートマジンガーもかっこいい。
グレートマジンガーはまさかの映画冒頭で大活躍したのはビックリ。
メチャクチャ強いぞグレートマジンガー
最後にもうひと暴れしてくれたらなあ、とも思ったがマジンガーZの映画だし、
合体攻撃は2/3がグレートの力なので良しとしよう。
鉄矢さん私生活は幸せになっていたしな。


新キャラクターのリサも中々のスパイス。
裏表のない明るい性格なのはやはり良いですね。
さやかの立ち位置を侵さず娘という10年後という点だからこその絶妙な塩梅だ。


リサの関係するインフィニティが本作最大のギミックなわけだが、
並行世界という最近よくあるネタをうまく取り入れたな。
ZERO で取り扱われているのもあるが。
ミケーネの技術ヤバイすぎる。


最後にマジンガーZが世界中からエネルギーを貰う場面は弓首相と一緒に泣いてしまった。
現実にマジンガーZは世界的に知名度があるし、実際にマジンガーZがピンチだったら世界中の人達が助けてくれるんじゃないか、と何だか重ねてしまって。


他にも武器名を叫ぶのは良いよねとか、ボスボロット相変わらず謎の技術で出来てるなとか、田所あずさ氏と伊藤美来氏がおっぱいと叫ぶとか、ジュンのボテ腹なんとも言えない感情が湧いてくるよねとか、結局なんでドクターヘル生きてたのとか、機械獣軍団はどこから湧いて出たのかとか、パイルダーオンのシーンはもうちょっと勿体つけるように見栄を張るようなのでも良かったのではとか、まぁ色々ありましたが全体的に大いに楽しめました。
MX4DでマジンガーZと一緒にグオングオン座席が動くのを味わえたのも楽しかった。