ニュースサイトにコメントが本当に必要なのかは考えない

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1 まとめ

 自サイトにコメントがほしいならコメントを沢山もらっているサイトから学び取ろう。

2 はじめに

 いやあ、スパロボZ楽しいですね(挨拶)
 さて、結構前になりますけど、とあるニュースサイターの方が
 「うちにコメントなんてほとんど来ないよ」
 とかなんとか嘆いていたのですが、それはちょっと違うのではないかと。
 それはもらえるような努力をしきれていないんじゃないかなあ。
 と考えてみたのが今回のネタです。

3 コメント

 まぁしかし、ニュースサイトにコメントを送るというのは
 なかなかに心理的障壁が多いものです。
 そこで、思いつく原因と対策を考えてみましょう。
 しかし果たして本当に対策になるのかしらん。
 まぁ何はともあれいってみましょう。

3-1 いや、そんなサイト知らんし

 来ない人からコメントが来るはずがありません。
 コメント数はアクセス数に関して増加関数的な関係あるのではなかろうか。
 これは頑張ってね、としか言えませんな。
 一説によると、メイド服を買って
 「着ないよ! 絶対着ないよ!」
 とか言っているとアクセス数が増加するらしいです。

3-2 コメント欄がないようだからいいや

 まぁそういうサイトはコメントを求めていないということですね。
 いろいろコメントの事で困ったことが生じたときは
 コメント機能を停止するのが有効な対策になりえますし。

3-3 どこにコメントすればわからんからいいか

 意志があっても結果的には上と同じです。
 どうせ作るならわかりやすい場所に。
 あと、普段から目に付く場所においてあるのを見ていると
 なにかふと思ったときに「ああ、そういえば」とコメントしやすくなるような気も。
 ちなみに、普段訪れる人が見るのはほとんどその日のニュースだけで
 ヘッダーとかサイドバーとかは意識から外されているそうなんで
 配置は結構難しい問題です。

3-4 これはハードル高いッス

 メールのみとかキツい。
 あとチャットとか掲示板とかもダメアルヨ。
 もっと匿名性がほしい人が多いと思う。
 コメントフォームの種類も考えましょう。

3-5 ひとりだけコメントするのは恥ずかしいよぅ

 はてダのようにコメントがその場に載ってしまう仕様のサイトでは、ですが。
 綺麗な場所を汚してしまうような。
 逆にコメントが多いとその分コメントしやすいんですけど。
 更に逆に、馴れ合いが度を越えると外から入っていけなくなる。
 そこまでコメントが増えるのはなかなか難しいけども。

3-6 他の人にも見られるのを考えるとちょっとね

 これも上と同じようなサイト限定ですが。
 自分だと分かる人は他にいない筈はないのだけど、晒し上げられているような気がしたり。
 どうすればいいんですかね(遠くを見るような目で)

3-7 本当にコメントしてもいいのか……?

 コメントしている人があまりいないとそう感じたり。
 他にも常連さんだけしか見当たらないときは一見さんにとってキツイ。
 何か一言でも誘い文句でもあれば結構救われます。

3-8 コメント欄が使いづらいからなあ

 これはあまりないとおもいますが。
 ブラウザによっては想定された挙動をしなかったり、
 コメント入力欄が小さくてうまくまとめられなかったり。
 そういうのだとコメントする気持ちがちょっと萎える。

3-9 明日も更新することを考えると

 次の日も今日と同じで大量の項目を更新するだろうから今更だろうなあ。
 他のはどのサイトにも当てはまるかもしれないけれど
 これはニュースサイト独特の問題。
 他の類のサイトならば1エントリで主題は大抵1つで
 1日にそう何度も更新するようなものではない。
 しかしニュースサイトは以下のような特異な性質を持っている。
 「ほぼ毎日更新」「大量」「扱うジャンルが多岐にわたる」
 これらにより項目1つあたりに対する比重が比較的小さくなってしまう。
 これは、なかなかコメントを出しづらい。
 果たして1つのニュースに対してコメントしたとして
 ニュースサイターはそのニュースを覚えているのか?
 まだ興味を持っているのか?
 解決できるのかどうか、なかなか難しい問題のように思える。

3-10 間違いを指摘してもウザがられるだけだろう

 上と同じようなものですが。
 "ニュース"サイトでわざわざ過ぎたことを言ってもなあ。
 これも解決するのは至難の業のような。

3-11 無視されたのかしら

 一度コメントしても返信がないと、こう思ってしまうことも。
 次にコメントするハードルが上がってしまう。
 本気でコメントをウザがられてる場合もありますけど。
 何十とコメントが来てるんでなければ全レスがいいのではなかろうかと素人考え。

 こんなもんかな。

4 考えられる対策をまとめると

 まずはある程度のアクセス数を確保できるコンテンツを整える(笑)
 分かりやすい位置に大きめの、使いやすいコメント欄をつける。
 そして粋な誘い文句を。
 コメントした内容が即座にウェブ上に公開される類のものではない。
 しかしコメントしている人が他にもいるのが分かるとよい。
 そしてできるだけ全レスする。
 あとは管理人の人柄しだい。

 ぐらいかな、考えられるのは。 

5 良い例を挙げますと

 やはりここのサイトだろうか。 独り言以外の何か
 サイトを訪れた瞬間にコメントフォームが目に入るのはなかなか。
 (スクロールしないとコンテンツが見られないというデメリットもあるが)
 ガイドラインも備えられているし、大喜利的なネタも楽しい。
 コメントお待ちしておりますという雰囲気が伝わってくる作られ方。

 秀逸なのが、はてなダイアリーの「続きを読む」機能内にコメントとレスポンスをまとめているところ。
 コメントに興味ない人は見なくてすむし、スッキリしている。

 実際にコメント数は結構ありますね。
 学べるところは学ぶと良いのではないかと。

6 他にも

 例えば絵描きさんのサイトとかね。
 コメントをたくさん貰っている人も多いでしょう。
 ジャンルが違うといっても見習える箇所は多いはずですんで
 考えてみてはどうでしょ。

7 コメントのことばかり考えてもね

 上でもチロっと書きましたが、コメントには興味ない(たぶん大多数の)訪問者にとって
 コメントに関する全てが閲覧していて煩わしかったりする。
 ニュースより上にコメントとそれへの返信が書かれていても
 それに興味のある人が閲覧者中にどれだけいるか。
 コメントを書く人達と、そうでない人達、がいるわけです。
 どちらが上かというのはナンセンスですが、そのバランスとか、
 書く人のほうが比較的サイトに好意的な人が多い(ように思われる)のでそれを考えた配置とか
 を考えて日々の運営をしていった方がよいのではないかと。

8 最後に

 でも自分が楽しいようにやるのが一番ですよね。
 趣味でやってるんですから、他人にどう言われようが
 自分の感情を大切にするべきかと。